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熱中症対策:”暑さ指数”はすぐにわかる

週明けもひどい暑さになりそうですね。

職場における熱中症対策について書いておきたいと思います。

厚生労働省からの通達で、”暑さ指数”=WBGT を測定し、これに基づいて対策をとることとされていますが、そもそもこの入り口ハードル高いなと思うのです。

暑さ指数というのは、単純に気温だけではなく、湿度と輻射熱を総合して、熱環境が人体に与える影響を指数化しているものです。逆にいうと気温だけ測ると、体への影響を適切に推測できていない可能性が高いのです。

ちなみに、私がこの文章を書くにあたって想定しているのは、外での作業が前提の建設業ではなく、普段はオフィスワークの方が営業で外に出る時間が多かったり、社内活動で運動するか迷っていたりする場合なんですが、そういった場合に暑さ指数を測って対策するというのは、まあ、現実的ではないですよね。

そんな時に簡単に暑さ指数を把握する方法を2点お伝えします。

1:温度と湿度から暑さ指数を推測する表が便利 

職場で温湿度計が購入できれば(アマゾンで600円くらいで売っている)気温と湿度からWBGTの推測ができます!これ便利です。

*あくまでも推測値なので、建設業など外で長時間作業することがわかっている職場の場合は実測を用いられることを強くお勧めします

2:全国の840観測点のうち、近隣のデータをメール配信 

ちなみに、アプリでもWBGT測るものがありましたが、信頼性がどの程度かまだはっきりわからないのでこちらではお勧めしておりません。

暑さ指数がわかったら、あとは下記の表と見比べてください。

詳細な業務ならこちら。この基準値よりも低い作業になるようにします。

産業医からポイントとしてお伝えしているのは

*上の表に衣類の補正値があることからもわかるように、服装も大事です!

*予防は水分補給、ですが、塩分も一緒に入っているスポーツドリンクやOS1をお勧めします。(水だけが急速に吸収されると低ナトリウム血症という体のミネラルバランスが極度に崩れる状態になる可能性があります。急速に水を飲んだマラソンランナーが、これにより亡くなったケースもあります)

*汗がでる→喉が乾く、からの水分補給だと遅いので、時間を決めてこまめに補給してください。外で作業をせざるを得ない場合には作業前に休憩時間を設定してタイマーをセットしてください。

*外で、何かに熱中(!)している時が危険です。例えば故障した設備の点検、営業中に外で電話を受けてそのままひなたで話し込むなど。

しばらく暑い日が続きますが、夏休みや旅、プールや海、ビアガーデンなどなどふだんとは一味違うイベントも多い季節ですので、どうぞ楽しい時間をお過ごしください。

熱中症についてもっと知りたくなった方はこちら→ http://www.wbgt.env.go.jp/pdf/ic_rma/2301/mat05_3.pdf

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