- 2017年8月24日
抑うつ気分・セルフケア本まとめ
主に今年読んだ抑うつ気分・セルフケア本のまとめです。今後も新しい本を読んだら更新していきたいと思ってます。 **うつの人の風呂の入り方―精神科医からの「自分で治すための」46提案 単行本 – 2017/3/1秋田 巌 (著) 微妙に興味を惹かれないタイトルと感じるのは私だけでしょうか?!汗 しかし、長年精神科医として臨床で多くの患者さんを丁寧に見てこられた(しかもユング派精神分析家という精神科医の中でもだいぶ変わった経歴)の方のご著書だけあり、現実の生活の中で回復に役立つことを綴ってあります。 特にいいのは、いわゆる自責的な”うつ病”の方だけじゃなく、適応障害の方にも役に立つ内容なところです。(もちろんうつの方も読んで大丈夫。配慮はしてあります)人事労務の方が、病んだ人にどの本を進めたらいいかわから無いときは、この本をおすすめします。 p3 朝の乗りきり方:休んだからといって、決して楽しい1日になるわけではありません p7 この医者やカウンセラーが合わないなと思えば面倒でもなんとか頑張って医者ないしカウンセラーを変えてください p10 頑張れは禁
- 2017年8月4日
睡眠本まとめ
産業医面接でも診療においても、お勧め本をよく聞かれます。 本やワークショップなどを通じて病気や症状の知識を正しく得てもらうことで、半分治ったも同然!と、わたしは思います。心理学の世界では、正しく病気や症状の知識を得ていただくことを”心理教育”と呼びますが、ほんとうにこれだけで不安が下がりますし、無駄なエネルギーを減らすことができます。そんな理由から、分野ごとに読んだ本をまとめてHPに置いておきたいなと長年構想していたのですが、いよいよご紹介できる本のストックも増えてきたので、この夏とりかかります! 第一弾は睡眠本。睡眠の分野は年々新しい研究が明らかになっている分野である(=まだわからないことも多い)ことと、いろんな人が玉石混交な知識を広めているところが業界の特徴です。ですので、ネットに散在している情報は、マットレスを売るため、、、かもしれませんし、質もさまざま。 睡眠に興味を持ったら、10年以内に発刊された基本的な本を押さえておくことをおすすめします! 《お勧め本》 ***睡眠のはなし - 快眠のためのヒント (中公新書) 新書 – 2014/1