- 2017年7月17日
7月上旬〜産業医穂積桜の読書日記
振り返ってみると7月上旬の読書は人事関係の本が多かったです。 というのも、 クライアント企業に伺って、”メンタルヘルス対策しましょう”となると、それってちょっと響きがネガティブですよね、となる。ではポジティブに”働き方改革を!”となると、”え、、、必要ですか?”と言われがち。そんなとき、
健康経営や働き方改革がなぜ必要なのか、なにから手をつけたらいいのか、を、きちんとデータをもとに咀嚼して伝えられるようになろう、という思いから本を選ぶ事が多い最近です。 人事系 1:御社の働き方改革、ここが間違ってます! 残業削減で伸びるすごい会社 (PHP新書) 新書 – 2017/7/15 白河 桃子 (著) これは働き方改革の総論が知りたい場合にはお勧め。総論としては小室淑恵さんの労働時間革命かこの本がいいと思います。労働時間革命と比較すると、人口問題などデータは少なくて、働き方改革に取り組んでいる企業の事例が豊富に載ってます。 P20 経営者が働き方改革をするときの本気度として、「評価と報酬の設計まで手を突っ込んでいるのか?」というのが一つのポイント。 2

- 2017年7月2日
6月下旬〜産業医穂積桜の読書日記
6月下旬、一番印象深かったのは産経新聞社論説委員の河合雅司さんの”未来の年表”。ニュースフィードに流れていた http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51994 の記事を読んで興味を持ったもの。(上記読んでもらえれば内容の6割くらいが把握できる) 人事労務分野では前回に引き続きワークライフバランス社小室淑恵さんの”人生プレゼン術”。 メンタル分野では、引き続き産業医面接や診療においてクライアントにお勧めできる本を探す、という目線で読書しています。自称ネガティブクイーン細川貂貂さんの”それでいい”、作業療法士菅原洋平さんの”あなたの人生を変える睡眠の法則”ほか、強迫性障害の治療にまつわる本など読みました。 1:未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) 河合雅司 講談社 (2017/6/14) これはまさに不都合な真実を露わにする本だなあと思いました。 本文中p8に記載されている国立社会保障・人口問題研究所の日本の将来推計人口のグラフからも、この50年の人口減のカーブが非常に急であることがわかる