
- 2018年8月24日
海外渡航社員の健康管理
先日、クライアント企業さんにおいて、海外渡航する社員さんの対応をまとめたので、こちらでポイントを公開します。 *健康診断 派遣前の健康診断は労働安全衛生規則45条2に定める項目に準拠して行います。本法では、業務形態(駐在、出向、出張)にかかわらず、海外に6ヶ月以上滞在する者への健康診断の実施を事業主に義務付けています。健康診断の結果は英訳し、現地医療機関を受診する際に持参するよう指導します。 (以下は推奨) 悪性腫瘍の早期発見のため人間ドック的な項目 歯科健診 家族の健診 *携帯医薬品〜渡航前に自分用薬箱を作ろう〜 海外の薬局で市販されている薬剤は、含有量が多かったり、偽薬が流通していることもあり、体調が悪い状態で自分に合った薬を探すことは非常にハードルが高くなります。感冒や下痢など頻度の高い疾病に関しては、日本から使い慣れた薬剤を携帯することを推奨します。 *感染症 途上国では衛生環境が悪く、感染症が大きな健康問題になります。この中でも飲食物から経口感染する旅行者下痢症やA型肝炎の頻度が高く,旅行者下痢症については途上国に1ヶ月滞在した場合、半
- 2018年8月17日
風疹が流行しています!
風疹が流行しています!!! ポイントをまとめました。妊婦さんが妊娠初期に風疹にかかると赤ちゃんの7割が一生残る重い先天性の病気になります。職場での感染予防がとても大事です。 ぜひぜひ、読んでください。 ポイント
2018年7月下旬から関東地方で急速に風疹が増えています。お盆の帰省ラッシュにより、全国に拡大する可能性があります。
妊娠初期に女性が風疹に感染すると、赤ちゃんの7割に心臓、耳、目の一生続く重い病気が出てしまいます。
風邪のような症状と全身の湿疹が主な症状ですので、疑わしい場合には絶対に出社しないでください。
*病院に行く際、その途中や病院内でも他の患者さんにうつす可能性がありますので、あらかじめ風疹の疑いがある旨を病院に電話で相談してから病院に行ってください。
2013年に風疹が大流行した際、多くは職場で感染したと言われています。29歳以上の方はワクチン接種が徹底していない世代で、感染のリスクが高い世代です。 自治体によって無料でワクチンを受けられるところも多いので、産業医からはワクチンを各自受けることをお勧めします。
なお